「今日は何をして過ごそうか」から始まる一日 — ビーズの家の暮らしを、朝から夜までご案内します
こんにちは。ホスピス住宅ビーズの家、ケアマネジメント室の落合実です。
見学にいらしたご家族から、よくこんな質問をいただきます。
「入居したら、毎日どんなふうに過ごすことになるんですか?」
その言葉の奥には、たいてい心配が隠れています。
決められた時間に起こされて、決められたものを食べて、決められた時間に消灯する——「施設での生活」と聞いて思い浮かべる、あの窮屈なイメージです。
先にお伝えします。
ビーズの家に、そのイメージはあてはまりません。
今日はその証拠として、ビーズの家のある一日を、朝から夜まで一緒に歩くようにご案内したいと思います。
朝 — 起きる時間は、あなたが決める
ビーズの家に、病院のような起床時間はありません。(その人のケアプランによります)
早起きして朝の光の中で静かに一日を始める方もいれば、遅くまで映画を見ている方もいます。
ゆっくり目覚めて遅めの朝食をとる方もいます。どちらも正解です。
ここは「施設」ではなく、あなたの「家」だからです。
お部屋には、ご自宅から持ち込んだ家具や写真、思い出の品々が並んでいます。壁のピクチャーレールには、大切な写真や絵を。
目覚めたときに視界に入るのが「見慣れた自分の暮らし」であること。それだけで、朝の気持ちはずいぶん違います。

昼前 — キッチンから、お出汁の香り
昼が近づくと、キッチンからお出汁の香りが漂ってきます。
「今日のごはんは何かな?」
ビーズの家の開設に自身が関われるとなったときに、まず大事にしたいなと思ったのは「食事」です。
食事は、管理栄養士と調理スタッフが毎日施設内で手作りしています。お出汁は毎日とる。旬の野菜を使う。器は陶器、トレーは木製。
準備の香りから食べ終わりまで、全部が「栄養」だと私たちは考えています。

そして、ここからがビーズの家らしいところです。施設内には「リクエストボックス」があって、食べたいものを気軽に書いて入れられます。「おはぎが食べたい」「ちらし寿司が食べたい」——リクエストは、なるべく献立に取り入れています。
以前、タイに駐在されていた入居者の方が「タイカレーを食べたい」とおっしゃったことがありました。ちょうどお誕生日が近かったので、その日の献立をカレーにして、その方だけタイ風のカレーに。石川県ご出身で食欲が落ちていた方には、ご家族と相談して郷土料理をお出ししたら、懐かしみながら口をつけてくださいました。
嚥下が心配な方も、一口大・刻み食・ミキサー食と、お一人おひとりに合わせた形でご用意します。「食べたいものを、食べたいときに、食べたい形で」。これがビーズの家の食事です。



またビーズの家の食事は一般の方にも提供可能です。ぜひご家族やご友人との良い時間にもご活用ください。
午後 — ラーメン屋にも、買い物にも行けます
午後の過ごし方は、本当に人それぞれです。
散歩に出る方。リビングで誰かとおしゃべりする方。お部屋で静かに過ごす方。そして——外にラーメンを食べに行く方。
ビーズの家 南片江の近隣には人気なラーメン屋や、おしゃれなカフェもあります。
ビーズの家には外出・外食の制限がありません。「ラーメン屋に行きたい」「スーパーへ買い物に行きたい」、そのご希望を支えるのが私たちの仕事です。
趣味が「役割」になることもあります。「今年もらっきょうを漬けたい」という入居者さんの一言から、その方を先生役に「らっきょう部」が発足しました。ウッドデッキで家庭菜園を始めた方もいます。「麻雀教室を開きたい」という長年の夢を、ここで形にした方もいます。
やってみたいこと、ぜひ聞かせてください。「もう病気だから」と諦めていたことこそ、私たちは一緒に叶えたいのです。
オシャレなカフェ、プースカフェ(南片江)
人気のラーメン屋さん、七福亭ラーメン(南片江)
夕方から夜 — 会いたい人に、会いたいときに
ビーズの家では、面会が24時間365日いつでも可能です。
仕事帰りのご家族が夜に立ち寄って、お部屋でゆっくり話していく。お孫さんが学校帰りに顔を出す。ご友人が「近くまで来たから」と寄ってくれる。面会時間を気にして時計を見る必要は、ここにはありません。
「今日はもっと一緒にいたい」という日には、家族宿泊室をお使いいただけます。共用の家族キッチンで、ご家族が手料理をふるまうこともできます。
そして夜。晩酌を楽しみたい方は、どうぞ。
お酒も嗜好品も、特別な制限はありません。好きな時間に休んで、また明日を迎える。それだけのことが、実はいちばん贅沢なのだと思います。
「もしもの時」は、ちゃんと備えています
ここまで読んで、「そんなに自由で、体調が急に変わったときは大丈夫なの?」と思われた方もいるかもしれません。当然のご心配です。
ビーズの家では、看護師・介護士が24時間常駐し、主治医と密に連携しています。
ベッドの下には見守りシステムがあり、心拍・呼吸・体動・睡眠を24時間モニタリングして、変化があればすぐスタッフに通知されます。胃ろう、透析、人工呼吸器といった医療ケアが必要な方も、日常の一部として自然にケアを受けながら暮らしています。
自由な暮らしと、安心の医療・介護体制。どちらかを諦めるのではなく、両立させること。それがホスピス住宅という場所の存在意義だと、私は考えています。
おわりに — 「暮らしの続き」を、見に来てください
ビーズの家での日々は、特別なものではありません。
朝起きて、好きなことをして、誰かと話して、笑って。疲れたら休んで、また明日を迎える。ごく普通の日常です。
ただ、その「ごく普通」を、病気や介護が必要になっても手放さずにいられる場所は、実はそう多くありません。
ここにあるのは「施設での生活」ではなく、「その人らしい暮らしの続き」です。
見学は随時受け付けています。文章では伝わらない、お出汁の香りや、リビングの笑い声を、ぜひ実際に感じてみてください。「今日は何をして過ごそうか」——そんな1日を、ここで一緒に始めましょう。
ご相談・見学のお申し込みは、ビーズの家までお気軽にどうぞ。
お急ぎの方はお電話でご連絡ください。最短即日受入実績あり。
がん末期、神経難病、ターミナル期の方
※介護区分に関わらずご入居可能です
