ほっとけんカフェで、地域のつながりが少しずつ増えています~唐揚げ弁当にいれたチラシから広がった地域の輪~
こんにちは。ホスピス住宅ビーズの家、ケアマネジメント室の落合実です。
私たちケアマネジメント室では、2025年から施設併設のカフェで「ほっとけんカフェ」という小さな集まりを開いています。
今日は、このカフェで立て続けにあった嬉しいことをスタッフから聞いたので、皆さまにもお伝えしたいと思います。
コーヒーを飲みながら、おしゃべりする「ほっとけんカフェ」
ほっとけんカフェは、糸島の伊都の杜と、福岡市南区の南片江で、それぞれ月に1回開いています。
何か特別なプログラムがあるわけではありません。
地域の方、ご家族、お住まいの方、どなたでも来ていただいて、コーヒーを飲みながらおしゃべりをする。それだけの場所です。
(お飲み物、参加費共に無料なので是非お気軽に遊びにお越しください、落合もたまにいます。)
「ほっとけん」は、博多の言葉で「ほうっておけない」。
困っている人を、地域の中でほうっておかない。
気になる人がいたら、声をかけて、つながっておく。
そんな思いを名前に込めています。
大人バンドのライブに、涙が流れた日
前回のカフェは、いつもより少しにぎやかでした。
伊都の杜で働く介護スタッフの一人が、プライベートでマネージャーのような役を務めている大人のバンドがあります。
そのバンドが、伊都の杜のカフェで演奏をしてくれたのです。
演奏するのは、お住まいの方から事前に聞いておいたリクエスト曲。
美空ひばりさんの「川の流れのように」や、昔なつかしいフォークや歌謡曲から、ジャズの「オール・オブ・ミー」まで、7、8曲を歌ってくれました。
ギター1本で、くらいのつもりでいたら、機材をきちんと持ち込んで、本格的なセッティングをしてくださって。
お住まいの方の中には、涙を流して喜んでいる方もいました。
本当にいい会でした。
バンドのみなさんはボランティアで、出演料は受け取っていません。
障害のある方を支えるボランティア団体にも関わっていて、その関係の方や、スタッフのご家族など7、8人がお客さんとして来てくれました。
また、伊都の杜のカフェで演奏してくれることになっています。


「今度は母を連れてきます」
この日は、もうひとつうれしい出会いがありました。
糸島の地元の薬局で働く薬剤師さんが、施設併設のカフェに来てくださったのです。
終わったあと、「こんなすてきな会があったんですね。今度は母と、母の友達を連れてきます」と声をかけてくれました。
「地元の方なので、親戚やお知り合いもこのあたりにたくさんいらっしゃる。
そこから『あそこにこんな場所があるよ』と少しずつ広がっていったらいいなと、すごくうれしくなりました」
唐揚げ弁当にいれたチラシから
南片江のお隣には、障害のある方のための施設があります。
先日、その施設でお祭りが開かれ、ビーズの家も唐揚げ弁当を出店しました。
そのとき、唐揚げ弁当をお渡しするときに、ほっとけんカフェの案内チラシを一緒にお渡ししたんです。
すると、次の南片江のカフェに、そのチラシを見たという方でまったくご縁のなかった方が2人も来てくれました。
就労支援のコーディネーターの方
お一人は、お隣の施設の一角で、働きたい方の相談にのる「就労支援」のコーディネーターをされている方でした。
朝から夕方まで、交代で週に3日ほど、その相談コーナーにいらっしゃるそうです。
話をしてみると、お隣なのにお互いのことをほとんど知らなかったことが分かりました。
「ビーズの家にお住まいの方の中にも、『少しでも働きたい』『お小遣いくらいは自分で稼ぎたい』という方がいます。
そういう方に、『お隣で就労の相談ができるよ』とつなげられる。
お隣さんなのに、全然知らなかったね、と二人で大盛り上がりでした」
奥さまを少し外に連れ出したいご近所の方
もう一人は、ご近所にお住まいの男性でした。
奥さまを少し外に連れ出してあげたい、という思いで来てくださったそうです。
この日はご主人とのお話で盛り上がりましたが、「次は家族を連れてきます」と言ってくださいました。
お弁当を出した、チラシを一枚入れた。
それだけのことが、思っていたよりずっと大きな地域とのつながりを連れてきてくれました。
もっと来ていただきやすいように
話を聞く中で、お隣の施設は月曜日がお休みだということも分かりました。
お休みの日に合わせてカフェを開けば、お隣に通っている方や、そこで働く方にも来ていただきやすくなるかもしれません。
いま、南片江のカフェの開催曜日を見直せないか、考えているところです。
地域の中にあってこその家
ビーズの家は、人生の最期の時間を過ごす「家」です。
けれど、家は建物の中だけで完結するものではないと、私は思っています。
お隣さんがいて、近所の薬局があって、顔見知りの人がいる。
そういう地域の中にあってこそ、「家」なのだと思います。
ほっとけんカフェ開催概要
ほっとけんカフェは、そのための小さな窓口です。
開催場所の近くにお住まいの方も、活動に興味がある方も、
学生の方も、社会人の方も、
介護・看護をしている方も、していない方も、
カフェ気分でお気軽に足をはこんでみてください。
〇 ホスピス住宅ビーズの家伊都の杜では、毎月第2木曜日の午後1時~4時に開催しています。
次回開催予定日は、2026年11月12日(木)
〇 ホスピス住宅ビーズの家南片江では、毎月第4月曜日の午後1時~4時に開催しています。
次回開催予定日は、2026年10月26日(月)
コーヒーを一杯飲みに来るくらいの気持ちで、ぜひ一度、のぞきに来てください(予約は不要 / 参加費無料)
お急ぎの方はお電話でご連絡ください。最短即日受入実績あり。
がん末期、神経難病、ターミナル期の方
※介護区分に関わらずご入居可能です
