食事

キッチンから漂ってくる、お出汁の香り。
「今日のごはんは何かな?」

温かい湯気の立つお味噌汁、季節の野菜が彩る一皿。
木製のトレーに、陶器の器で盛りつけられた、ごはん。

「美味しいね」と笑顔がこぼれます。

ビーズの家では、食事の準備から食べ終わるまでが「栄養」だと考えています。
手作りする香り、器の温もり、誰かと食べる楽しさ。
五感で感じる食事の時間が、心と身体を満たします。

手作りの温かい食事

管理栄養士と調理スタッフが、毎日施設内で手作りしています。
お出汁もしっかりとり、旬の食材を活かした献立。

管理栄養士が栄養バランスを考え、調理スタッフが心を込めて作る食事は、入居者の皆さまから「美味しい」とご好評いただいています。

食べたいものを、食べたいときに、食べたい形で

食欲があるときも、ないときも。
一人で食べたいときも、みんなで食べたいときも。
入居者のペースでお楽しみいただいています。

管理栄養士のこだわり

ビーズの家の食事は、管理栄養士が「美味しさ」と「栄養」の両方を大切に考え、
ひとつひとつ丁寧に献立を組み立てています。

お出汁は、毎日手作り

お味噌汁は、いりこのお出汁をしっかり効かせ、いりこと相性のいい合わせ味噌を使っています。

いりこの風味豊かなお出汁と、まろやかな合わせ味噌の組み合わせ。

おすましには、かつおと昆布のお出汁を。
上品な香りと、すっきりとした味わいです。

どちらもスーパーで手に入る材料ですが、毎日丁寧に出汁をとることで、
「懐かしい」「ほっとする」と言っていただける、家庭の味になります。

旬の野菜を使って、食養生

お野菜は、旬の新鮮なものを使用しています。

春には菜の花や新じゃが、夏にはトマトやなす、
秋には里芋やさつまいも、冬には大根や白菜。

旬の野菜は、栄養価が高く、味も香りも濃いです。
そして何より、季節を感じられます。

「野菜そのものの香り」にこだわる世代の入居者の皆さまにも、
ご満足いただけているだけでなく、一緒に食事をするスタッフも、
この食事を通じて食養生をしています。

お一人おひとりの嚥下にあったお食事形態

香ばしく焼き上げた鮭に、季節の副菜を添えて。
陶器のお皿に盛り付けた、家庭的な和定食です。

毎月15日は、邪気払いのお赤飯

毎月15日には、お赤飯をお出ししています。

これは、日付を意識していただくためでもあり、
小豆の持つ「邪気払い」の意味を込めています。

「今日は15日だから、お赤飯だね」
食事を通じて暮らしにリズムを感じていただき、
小豆の力で健やかに過ごしていただきたい―
そんな願いを込めた、ビーズの家ならではの習慣です。

リクエストボックスで、「食べたい」を叶える

施設内に「リクエストボックス」を設置しています。
食べたいもの、作ってほしいメニューを、気軽に書いて入れていただけます。

「おはぎが食べたい」
「ちらし寿司が食べたい」
「テレビで見かけたこのメニューを食べてみたい」

リクエストをいただいたら、なるべく献立に取り入れています。
「昔よく食べた味」「もう一度食べたかったもの」
そんな思い出の味を、ここで再び味わっていただけたら嬉しいです。

管理栄養士が直接お部屋を訪ね、「何食べたいですか?」とお聞きすることもあります。

食器にも、心を込めて

食器は主に陶器のもの、食事を運ぶトレーは木製のものを使っています。
手に取ったときの感触、器の重み、温かさ。
食事は味覚だけでなく、触覚でも楽しんでいただければと思います。

季節と暮らしを感じる、行事食

ビーズの家では、季節の行事に合わせた特別な食事も大切にしています。
お正月にはおせち料理、節分には恵方巻き、ひな祭りにはちらし寿司。
クリスマスには特別なメニューを。

食欲がないときも、ご相談ください

「今日は少しだけ」「このメニューは苦手」
そんな時もあるはずです。
遠慮なくお伝えください。
可能な限り、ご希望に応じた調整をいたします。

栄養は食べるだけにあらず

食事の時間、調理する香りがキッチンから漂ってきます。
「今日は何かな?」と楽しみに待つ時間。
誰かと一緒に「美味しいね」と何気ないひとことで心温まる時間。
準備から食べ終わるまでの、心と身体を満たす栄養をお届けします。

外食・出前・自炊もご自由に

店屋ものを食べたいという時は、外食・出前もご自由にお楽しみいただけます。

「ラーメン屋に行きたい」「出前をとりたい」
それも入居者の自由です。

外食時、お一人で不安な方は、スタッフの付き添いも可能です。
※外出付き添いサービス:30分2,000円(税込)

ご自分やご家族でお料理したいときは、家族キッチンをご利用いただけます。

お一人おひとりに合わせた食事形態・嚥下食

一口大・刻み食・ミキサー食・ゼリー粥などに対応
嚥下状態に合わせて、食べやすい形でご提供します。
味や栄養はそのままに、安心してお召し上がりいただけます。

白米の食事形態

献立が海鮮の日も、みなさまに楽しんでいただけるように

海老やたこなど、噛みにくい・飲み込みにくい食材が献立に上がることもあります。
そんな日は、嚥下食が必要な方には食材を変更するなど、お一人おひとりの状態に合わせて安全にお召し上がりいただける工夫をしています。

よくある質問

食事の時間は決まっていますか?

詳細

基本的な食事時間は設定していますが、体調やご希望に応じて柔軟に対応いたします。「今日は少し遅めに食べたい」といったご要望も、お気軽にお申し付けください。

食事は居室でも食べられますか?

詳細

はい、可能です。ダイニングでお召し上がりいただくこともできますし、居室でゆっくり召し上がることもできます。

食べたいものをリクエストできますか?

詳細

はい、できる限り対応いたします。食欲がない方には、管理栄養士がお部屋にうかがい、ご希望をお聞きすることもあります。思い出の味や食べたかったものなど、遠慮なくお聞かせください。

お刺身やお寿司を食べたい時は?

詳細

外食したり、お惣菜を買い足していただくことも可能です。以前、施設では入居者からのリクエストで「お刺身の日」として、追加料金300円でお刺身を一皿お出ししたこともあります。ぜひご相談ください。

地方の郷土料理は難しいですよね?

詳細

石川県出身の入居者の方が、ビーズの家に来られた時にはすでに食欲がなく、ほとんど召し上がれない状態でした。ご家族と相談し、石川県の郷土料理をお出ししたところ、少しですが口をつけてくださり、ご家族もご本人も懐かしみながら喜んでくださいました。

アジアン料理とかは難しいですよね?

詳細

以前タイにお仕事で駐在されていた入居者の方が「タイカレーを食べたい」とおっしゃいました。ちょうどお誕生日が近かったので、その日の献立をカレーライスにし、その方だけタイ風のカレーにしたことがあります。

食事のキャンセルはできますか? 費用はどうなりますか?

詳細

事前にお申し出いただければ、食事のキャンセルは可能です。事前キャンセルの際は、食費は発生いたしません。

経管栄養(胃ろうなど)の場合、食費は発生しますか?

詳細

経管栄養のみで経口摂取されない場合、食費は発生いたしません。

アレルギーや宗教上の理由で食べられないものがある場合、対応してもらえますか?

詳細

はい、対応いたします。ご入居時に詳しくお聞かせください。管理栄養士が代替メニューを検討いたします。

家族が食事を持ち込むことはできますか?

詳細

基本的には可能です。ご不安なことがありましたら、ご相談ください。

お酒を飲むことはできますか?

詳細

はい、可能です。お好きなお酒をお楽しみいただけます。

ご見学・ご相談はいつでも承っております。
お気軽にお問い合わせください。