安心の看護・介護体制
どこで、どのように過ごすか。
ご本人にとってもご家族にとっても、それは大きな不安と悩みが伴います。
ホスピス住宅ビーズの家では、お一人おひとりが大切にしてきた価値観に寄り添い、
穏やかでその人やその家族らしい毎日を過ごせるようケアを行っています。
入居する全ての方とお話しをして、ACP(アドバンスケアプランニング)に取り組んでいます。
価値観を知り、尊重して、ケアに取り組んでいます。
全居室ナースコール完備、介護・看護が24時間体制で見守ります。
医療麻薬、輸血、呼吸器、抗がん剤などの対応も可能。
これまで慣れ親しんだ医療機関への通院・ケアマネージャー・デイサービスについては、入居後も継続してご利用いただけます。
ご入居の対象となる方
24時間の看護・介護体制のため、病院や在宅医療で受けてきた医療ケアがそのまま引き継げます。
終末期の方、「別表7の疾病(厚生労働大臣の定める疾病等)」、
「別表8の状態」厚生労働大臣が認める疾患(※別表7)の方もご入居いただけます。
気管カニューレを挿入している方や、褥瘡処置などで自宅より手厚い医療や看護介護の支援を必要としている方や、
食事や外出、面会などの希望から施設ケアではなく在宅ケアを希望している方もご入居可能です。
厚生労働大臣が認める疾患(※別表7)
- 末期の悪性腫瘍(がん)
- 重症筋無力症
- スモン
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- 脊髄小脳変性症
- ハンチントン病
- 進行性筋ジストロフィー症
- プリオン病
- パーキンソン病関連疾患
- 多系統萎縮症
- 亜急性硬化性全脳炎(SSPE)
- ライソゾーム病
- 副腎白質ジストロフィー
- 脊髄性筋萎縮症
- 球脊髄性筋萎縮症
- 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
- 後天性免疫不全症候群
- 頸髄損傷
- 多発性硬化症
- 人工呼吸器を使用している状態
※上記の状況以外の方でも、受入が可能な場合がございます。
介護度や年齢の制限はございません
- 輸血
- 抗がん剤
- 人工呼吸器のケア
ACP(アドバンスケアプランニング)に取り組みます
当施設に入居する方が、自分らしく暮らすために、すべての入居者やご家族とお話の機会を設けています。
担当するのは、主にホスピス病棟の経験が豊富な看護師。
入居者やご家族の心の機微に寄り添い、ビーズの家での過ごし方を一緒に考え、ACP(事前ケア計画)として関わるチーム全体に共有し、一貫性のあるケアを提供します。
※プライバシーに配慮した環境で行います。
看護・介護の提供内容
ビーズの家は住宅型有料老人ホームですが、館内に訪問看護ステーション/訪問介護事業所(重度訪問介護を含む)が併設されており、下記のサービスを受けられます。
| 住宅サービス | 訪問介護 | 訪問看護 | ケアマネ |
|---|---|---|---|
| 居室や共用施設の利用 基本的な生活支援 |
ケアプランに基づいた身体介護・生活援助・身体介護 | 主治医の指示に基づいた医療的ケア・健康管理、医療処置、リハビリ、お看取りの支援 | 介護保険サービス利用の総合的なサポートやケアプランの作成 |
| 別途契約が必要になります。詳細はお問い合わせください。 | |||
入居者は、居室内にて看護・介護のサービスを受けられます。
- ※ご利用には別途契約が必要となります。
- ※主治医はもとからの方を継続いただけます。施設の協力医が主治医になることも可能です。
幅広い医療処置に対応します
ご自宅での療養が難しくなった方でも、安心して過ごしていただけるよう、ビーズの家では下記のような幅広い医療処置に対応しています。
ホスピス経験豊富な看護師が主治医と密に連携し、お体の状態に合わせたケアを行いますので、ご安心ください。
| 痛みのケア | 褥瘡 |
| 酸素吸引 | 吸引 |
| けいれん | |
| 点滴 | 経管栄養(胃ろう、腸ろう) |
| 血液製剤投与 | インスリン注射 |
| ストマ(消化 / 尿路) | 尿道バルーン管理 |
| 気管切開カニューレ | 高流量酸素機器 |
| 抗がん剤治療 | 輸血 |
ホスピス・緩和ケア
人生の最終段階において、入居者が苦痛なく穏やかに過ごせるように、主治医と連携しながら、以下のケアに取り組んでいます。
身体的な症状だけでなく、こころ・社会・霊的問題を見いだしケアをすることで、入居者が人生の旅立ちの日までできる限り能動的に生きられるサポートをします。
| からだのケア | こころのケア |
| 社会的なケア | 霊的なケア |
24時間安心の環境
ナースコールが全居室に完備。ご用件がありましたら、ボタンを押してお呼びください。
また、ビーズの家ではベッド下に支援介護ロボットが設置されています。
この装置は入居者の健康を見守るICT機器で、心拍、呼吸、体動、離着床、睡眠の状態などを感知・記録します。
急変時はリアルタイムでスタッフに通知がいくようになっており、ご本人からの連絡がなくても、スタッフがかけつけることが可能です。
ベッド下にある支援介護ロボット
入居者の気持ちに配慮した介助スタイル
移乗・排泄・入浴などの介助では、ノーリフティングケア(抱え上げずにリフト等を活用)を採用。
不快感の軽減につながり、入居者さまから高い評価をいただいています。
排泄はオムツ利用のほか、「可能な限り自分で」を希望される方にはスリング等を活用し、“自分で”にこだわる支援も行います。
気楽にできる、心のケアを
ご希望の方を対象に、セラピューテックケアを不定期(過去実績:月1回)に開催しています。
セラピューティックケアとは、イギリス発祥、英国赤十字社が発展させたホスピスケアです。
マッサージとは少し異なり、強く押さないでその方に優しく触れる「手当」をするケアです。
参加者からは、「心穏やかになった」「不安が減った」「なんとも気持ちがいい」などの声が寄せられています。
※効果の感じ方には個人差があります。
よくある質問
入居者に異変があった場合、どう気づきますか?
日常の見守り、ナースコール、および支援介護ロボットの通知で異変を把握します。
※介護支援ロボットは、ベッドの下にあるICT装置により、心拍、呼吸、体動、離着床、睡眠の状態などを感知・記録。容態が変わりやすい方は、何かあればすぐにスタッフに通知がいき、必要な支援をすばやく受けられます。
痛みの対処は?
お薬を用いた苦痛緩和が可能です。
「使いたい/控えたい」などの気持ちを尊重し、医師と連携して調整します。
入居したら、主治医は変わりますか?
今の主治医を変えることなく、通院・往診という形で続けられます。
主治医との情報連携や通院・往診の手配もサポートします。
入居してもがん治療は続けられますか?
はい、続けられます。
ビーズの家では、入居者やそのご家族のご希望を尊重し、主治医と連携して、看護・介護・住宅で連携します。
面会・外泊はできますか?
終末期におけるご家族との時間はかけがえのないものです。
ビーズの家では面会や外泊の制限を設けていません。
また、入居者のご家族が使用できる家族宿泊室もあります。(一泊無料、二泊目からはリネン代2,000円)
詳しいお話をご希望の方は、お問い合わせください。
また、施設の雰囲気やスタッフの様子を直接感じていただける施設見学も、随時受け付けています。
どんなタイミングでお越しいただいてもかまいません。
また、無理な勧誘などは一切ございません。
地域に開かれた施設を目指しておりますので、どうぞお気軽にお越しください。